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花影のカンタータ

月に照らされた花の影で、小さな小さな歌声を

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非科学的な如月くん ― 秘密 

362.
 如月の頭の上で、ヘリコプターのように鉛筆が回転しているのを、良正と松本は並んで眺めていた。当人はにらんでいる机上のプリントに四苦八苦しているようで、頭上の現象にはちっとも気付いていないようだった。放課後なので、教室には三人の他に誰もいなかったため、良正と松本の二人以外に目撃した人間は誰もいない。
「面白れーな」
「ほんとにな」
 良正はふと気付いた。
「そういえば、松本って、あいつがこういう変な力持ってるっていうの、言ったっけ」
 松本は「んー」と少し考えてから言った。
「言われてねーけど、まあ、分かるよなー」
「だよな。……お前はやらねーと思うけど、あんまり周り他のやつに言わないでくれるとありがたいんだが」
「ははは」
 松本は可笑しいことでも聞いたかのように、本心から笑っていった。
「友達の秘密を、ばらしたりしねーぞ?」
「まあ、そうだな」
 十分後、プリントを解き終わった如月がようやく回転している鉛筆に気がつき、二人は如月に怒られることになる。
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Posted on 2013/12/23 Mon. 21:48 [edit]

category: 非科学的な如月くん

thread: 自作小説  -  janre: 小説・文学

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